Alteryx CommunityのLive Trainingを受けてみた―The ‘Favorites’ Tools編―
Alteryx絶賛勉強中のshoです。
初心者の私でも、動画の聴講で使い方がわかる!!ということで、前回に引き続き今回もLive Trainingを利用して各種ツールに関して学んでいこうと思います。
事前準備
Live Trainingの動画を見るにあたり、Alteryx Communityにてアカウント登録を行い、サインインしておく必要があります。
Live Training:The 'Favorites' Tools
課題
“お気に入り”カテゴリーにあるツールを利用してデータを結合し、分析する
使用するデータ
ある販売店の以下2種類のデータ
- 店舗の地理情報
- 各店舗の販売
実施する処理
- 別々にあるファイルを結合
- 分析する対象の店舗タイプを1つ選択
- 地域ごとの売上合計、売上平均、店舗数を計算
- 総売上高上位5店舗を出力
使用するツール
- 集計
- ソート
- サンプリング
- データ閲覧
- データ出力
- フォーミュラ
- データ入力
- セレクト
- ユニオン
- フィルタ
- 結合
ワークフロー
実際に作成したワークフローの処理の流れは以下のようになります。
- データ入力:売上データを抽出
- セレクト:フィールド名の変更、およびデータ型の変更
- データ入力:地理情報データを3ファイルから抽出
- ユニオン:3ファイルを統合
- セレクト:店舗番号のデータ型を数値から文字列に変更
- フィルター:地理情報データよりタイプが“Mall”の店舗情報のみ抽出
- 結合:売上データと地理情報データを店舗番号をキーに結合
- フォーミュラ:顧客毎の平均売上のデータ項目を追加し、総売上/総顧客数という演算子を設定
- サンプリング:総売上の高い5店舗のみを抽出
- データ閲覧:上記集計結果を閲覧
- 集計:地域別にグループ化し、総売上の合計・平均、店舗数を算出
- データ出力:上記修正結果をCSVファイルに出力
- ソート:総売上の高い順にソート
まず、データ入力ツールを利用して各種データを取り込みます。
■地理情報データ
■売上データ
次に、売上データの方は、“セレクト”ツールを使用して、以下の処理を実施します。
- フィールド名の変更
- 店舗番号のデータ型をDoubleからStringに変更
地理情報データの方は、3ファイルに分かれているファイルを“ユニオン”ツールを使用して統合します。
その際、以下の3つの設定方法があります。
- 名前による自動設定
- 位置による自動設定
- 手動でフィールドを設定
今回は、各ファイルの項目名称が一致しているので“名前による自動設定”を選択します。
ここで、早速データの結合をしたいところなのですが、地理情報データを確認したところ店舗番号フィールドにあたる“Store Num”のデータ型が数値となっていたので、文字列に変更しました。
結合ツールを使用する前提条件として、結合(JOIN)対象のフィールドのデータ型が文字列である必要があります。
結合対象の双方のフィールドが文字列型になったところで、地理情報データと売上データを結合します。
指定するフィールドは店舗番号情報としてデータに含まれている“store num”と“store number”になります。
フォーミュラツールを使用し、顧客毎の平均売上のデータ項目を追加、総売上/総顧客数という演算子を設定します。
- “+列の追加”を選択し、“Avg Sales per Customer”という列を追加
- 式に、“[Total Sales]/[Total Customers]”と入力
次に、総売上の高い5店舗を抽出するため、その前準備としてフィルターツールを使用し、“総売上”にて降順にソートします。
そして、サンプリングツールを使用し、“最初のN行”を選択し、N行を5と指定し、総売上の高い5店舗のみを抽出します。
続いて、集計ツールを使用し、総売上の合計・平均、店舗数を算出します
この際、
- 地域でグループ化
- 総売上の合計
- 総売上の平均
- 店舗番号のカウント
を指定します。
最後に、データ出力ツールを使用して、CSVファイル形式にて出力をします。
これにて、お気に入りカテゴリーのツールを使用したワークフローの作成が完了しました。
最後に
今回のLive Trainingは、お気に入りカテゴリーにあるツールを使用したワークフローを作成しました。
これからも引き続き、Live Trainingの聴講は続けますが、その他にどんなツールがあるのか、各ツールでできることを学んでいきたいと思います。
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